タイトルに偽りあり？

f:id:choikyukei:20210712095030p:plain

なんでも”恋”をつければいいってもんじゃないと思う。

私の恋したテリウス

日本でも有名な俳優のソ・ジソブさん主演のドラマ。

このドラマはタイトルを意識して見てしまうと余計なことに気を取られて、面白さが半減してしまうのが勿体ない。日本での韓ドラのタイトルはちょっと”恋”を前面に出し過ぎる傾向が強い。このドラマは恋の要素はあまり強くない。

このドラマを途中まで見た段階で思ったのは”私の恋したテリウス”ではない！どちらかと言えば「私”に”恋したテリウス」の方が合っていると思う。

ソ・ジソブさん演じる逃亡中のスパイであるキム・ボンとチョン・インソンさん演じる２人の子供の母親コ・エリンの事件解決ラブ？コメディといった感じか？以外にミステリー要素が強く、スパイアクションも意外に派手。コメディ要素も強い。笑いの盛り込み方が面白く、楽しめる作品だった。

ソン・ホジュンさん演じるチン・ヨンテが最高！笑いの取り方がうまいのか、一気にファンになってしまった。

【広告】

難点をあげると、ストーリーの序盤はコ・エリンの子供たちが騒がしく、子供が苦手な方にはキツイかもしれないが、ストーリーが進むにつれて最初は騒がしいだけの子供たちがとにかくかわいいと思えてくる。子守のシーンで子供番組のような演出やリアクションも多く、ちょっと退屈な場面もある。

立ち居振る舞いがカッコいいのは確かだが、ソ・ジソブさんカッコイイ演出がちょっと多すぎる傾向がある。

コメディだから仕方ないのだろうが、ちょっと浅はかな言動が多い。

だがしかし、その辺りを差し引いても面白かったと言える作品で、スパイものであってもガチガチではなく、ミステリー要素がストーリーを暗くしない、コメディタッチの演出で、シリアスと笑いのアンバランスがうまくかみ合ったバランスの良い作品だと思う。

難点を多く上げているのに意外だと思うだろうが、このドラマは毎日の楽しみで、笑えるシーンが多くストレスの発散になり、いつも楽しい気持ちにさせてくれた。恋愛メインのようなタイトルに惑わされずに、フラットな気持ち？で見てほしい作品である。

【広告】

迷走一直線